パー直江物語2


とりあえず精神科に行く前に、この目の前のナオエとかいうタバコ星人が何者かをはっきりさせよう!

と、高耶は(見たくないが)直江のほうを見る。

相変わらずニコニコしてこちらを見つめてくる直江。

「あのさ、さっきも言ったけど、おまえってなんなワケ?タバコ星人?」

自分でも馬鹿げたことを言っているという自覚はあって、思わず顔を赤らめてしまった。

だが、直江は至極真面目な顔で、

「私はもともと人間です。しかし、意地悪そうな魔法使いにこんな姿に変えられてしまったんです!
心の底から愛する人を見付け、また、その人にも私を愛してもらえなければ、一生をこのままの姿で過ごさねばならない…!」

「それって美女○野獣のパクりじゃん…」

「まあ、作者が(他称)小学三年生ですから…」ボソボソ

「あ?なんだって?」

「いや、なんでもありません。とにかく、そういうわけですので、よろしくお願いします」

深々と頭を下げる直江。

「はぁ!?意味がわかんねぇよ!なんでオレがお願いされなきゃなんねぇんだ!」

高耶はこの事態を気のせいだと認識しようという努力も忘れ、直江に怒鳴る。

「なんでって…私の愛する相手があなただからですよ」

にっこりvという音が聞こえそうなほどのいい笑顔を見せる。

「なんだそれ!?オレは男だ!」

それ以前に、あなたはタバコに告白されてるんですよ?高耶さん…

「私も、高坂…あ、魔法使いの名前です。あいつに『おまえを一番に買う、仰木高耶という青年を愛するようになるだろう』
と言われたときは驚きましたが、あなたと出会ってみて気が付いたんです。愛には性別の壁など存在しない、ということに。」

語るタバコ。

「んなこと言われても!」

高耶のセリフは軽くスルー。

「あ、ちなみに私のことはパーラメント直江、略してパー直江と呼んでください。」

「………」

こうして二人(一人と一本)の生活が始ま(ってしま)った。




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